【受験計画ってなに?】受験計画・スケジュールの立て方と2つのコツと注意点3つ
受験計画は、長い受験期間の中で受験勉強を効率的に実施していくうえで、非常に重要なものになってきます。
なぜなら、「いつまでに」「何を」「どこまで」終わらせておくのかを、受験勉強を始める前にあらかじめ決めておくことで、受験期間中に常に何をすべきかを明確化させることができ、進捗度合いに応じて各科目の勉強量の調整などが行いやすくなるからです。
今回は、長い長い受験期間を最大効率化するために必要な、「受験計画・スケージュール」についてお伝えしていきたいと思います!
なぜ、受験計画・スケジュールを立てる必要があるのか
「どうして、受験計画やスケジュールを受験勉強を始める前から練る必要があるの?」と感じている受験生もいると思うので、その理由から説明していきます!
まず前提として、受験生は入試本番までに志望校に合格するに十分な実力をつけておく必要がありますよね?
つまり、よほど実力のある一部の受験生を除いて、ほとんどの受験生は入試本番までの残り時間を最大限有効活用して効率的に勉強を進めていく必要があります。
特に私の場合は、150日間で偏差値30から早稲田に合格するだけの学力をつけなければならなかったので、正直いって時間はいくらあっても足りないといった状況でした。
毎日がむしゃらに勉強する努力は逆転合格の絶対条件ですが、それだけで受かるほど大学受験は甘い世界ではありません。
みなさんの周りにも、毎日自習室にこもって勉強しているけれども、なかなか成績が伸びていない受験生をみたことがあるのではないでしょうか?
なぜそういった受験生が伸びないかというと、多くの場合「受験計画・スケジュール」がないことが多いです。
彼らは、入試本番までのどの段階までに「どの参考書」で「どれだけの知識」を「いつまでに」つけておけばいいかなどが分かっていないため、ただひたすら目の前の問題をこなすことしかできません。
そのような状況では、「いま本当にやるべきこと=できない問題を潰していく」ができずに、入試本番までに志望校に合格するだけの実力をつけることができないでしょう。
そういった状況にならないためには、体系だった「受験計画・スケジュール」を構築して、入試に必要のないこと(既知の知識や、出ない範囲)は捨てて、今やるべきことにフォーカスする必要があります!
→「受験計画・スケジュール」の作成には、事前に「受験戦略」を構築しておく必要があります。
exambreakthrough.hatenablog.com
それでは、具体的な「受験計画・スケジュール」の立て方についてみていきましょう!
受験計画・スケジュールの立て方
それでは、具体的な「受験計画・スケジュールの立て方」について解説していきたいと思います!
まず、受験計画を立てる際の流れとしては、
①入試本番から受験開始日までの日数を引き算して割り出す
↓
②割り出した日数を3で割る
↓
③そして、1つ目のグループを「基礎レベルの学習」
2つ目のグループを「過去問演習・基礎レベルの復習」
3つ目のグループを「総仕上げ」
というように、入試までの日数を3グループに分割します。
↓
④グループに分け終わったら、事前に立ておいた受験戦略や大学別対策法などを参考にして、各グループごとにやることを決めていきます。
※基本的には、市販の参考書や問題集での基礎レベルの暗記や演習は全て第一グループ目で終わらせておきましょう。早慶などの難関大で、基礎レベル以上だが頻出の分野がある場合は、それらの習得は2グループ目で終わらせるようにしましょう!
↓
⑤ここからが肝心です!!
それぞれのグループでやるべきこと(終わらせるべき参考書や問題集)を決めたら、各参考書をそれぞれのグループの日数で割って、1日あたりのタスク量を決めます。
え?ここまでやるの?!と感じられた方もいるかもしれませんが、ここまでやるからこそ合格の可能性を最大化することができるんです!!
というような流れで、「受験計画・スケジュール」を決めていきます!
しかし、せっかく決めた「受験計画・スケジュール」もしっかりと実行していかないと意味がありません。
これから紹介する、「受験計画・スケジュール」の立て方の2つのコツを参考にして、合格を勝ち取りましょう!
受験計画・スケジュールの立て方のの2つのコツ
まず、「受験計画・スケジュール」を立てる際は必ず、先ほどのようにタスク(勉強量)をベースに考えるようにしてください!
やるべきことを、「視覚的」に把握することが大切です!
間違っても、勉強時間をベースに決めてしまってはいけません。
なぜなら、センスのある方はお気づきかもしれませんが、志望校に合格するために必要なのは、どれだけの勉強したかではなく、どれだけ入試本番で合格最低点を超えるのに必要な勉強を行えたかです。
その点を踏まえた上で、これから紹介する「受験計画・スケジュール」の立て方の2つのコツを聞いてください!
①計画を立てる際には、「何をやるか」ではなく「何をやらないか」を基準に決める
②「過去問演習・基礎レベルの復習」グループのタイミングで最も急激に成績が上昇するので、それまでの模試の結果が悪かったり、解けない問題が多かったりしても全く焦る必要はない。
それぞれについて詳しくみていきましょう!
①計画を立てる際には、「何をやるか」ではなく「何をやらないか」を基準に決める
まず1つ目は、計画を立てる際には、「何をやるか」ではなく「何をやらないか」を基準に決めるという点です。
一般的には、大学入試に必要とする知識を全て網羅するためにできる限り多くの参考書や問題集を解こうとします。
しかし、そんなことをやっている余裕は、ほとんどの受験生にはありませんし、やる必要性もありません。
なぜなら、大学ごとに傾向や問題形式が異なるからです。
みなさんはあくまで、志望校に合格する学力をつければいいのであって、日本全国全ての大学に合格する学力をつける必要はありません。
そのために、「受験計画・スケジュール」を立てる前に、「受験計画」を立てたのではありませんでしたか?
exambreakthrough.hatenablog.com
つまり、受験計画のタスクを考える際には、「何をやるか」ではなく「何をやらないか」を決めることが志望校の合否を分けます。
②過去問演習・基礎レベルの復習グループまでは成績が上がらなくても気にするな!
受験勉強を始めたからといって、毎日のように偏差値が上がっていくわけではありません。
偏差値=学力は、ある日突然に今までバラバラだった断片的な知識が結びつき、急激に爆発して伸びます。
実際私も、勉強を始めて2ヶ月した頃に急激に偏差値が30ほど伸びました。
成績が急激に伸びるためには、断片的だった知識を実際に使っていくという過程が必須です。
その過程とは、過去問題演習を行うことで経験できます。
なので、今回でいう第2グループの「過去問演習・基礎レベルの復習」を終えるまでは、成績が伸びてこなくても全く焦ったり、全く焦ったりする必要はありません。
しっかりとした「受験計画・スケジュール」さえあれば、毎日丁寧にそれをこなすことで、一歩一歩「合格」に近づいています!!
受験計画を確実に実行するための注意点3つを次の項でまとめてみました!是非、参考にしてください!
受験計画・スケジュールを確実に実行するための注意点3つ
受験計画やスケジュールを構築したとしても、確実に進めていくことができなければ、当たり前ですが志望校に合格することはできません。
確実に進めるためには、以下の3点を参考にして計画を進めていってください!
①突然の予定などの影響で、1日分のタスクが終わらなかった場合は、その日のタスクをその日から3日以内には確実に終わらせる。
②毎日のタスクを、勉強を始める前に紙かPCやスマホなどで書き出して、終わったものから消していく。
③苦手な教科や嫌いな教科から優先的に終わらせていく。
詳しく見ていきましょう!
①1日のタスクが終わらなかった場合の対処法
受験生といえども、家の事情や学校の行事などで、どうしても予定が入ってしまうことってありますよね?
どれだけ頑張っても一日分のタスクが終わらない日って出てくると思います。
そのような場合は、1日丸々予定をずらそうとしてはいけません!
なぜなら、そうしてしまうと、ついつい予定を後回しにしてしまい、入試本番に間に合わなくなってしまう可能性が出てきてしまいます。
そのような事態を避けるためには、「その日のタスクを、その日から3日以内には確実に終わらせる」という習慣を作るようにしましょう。
②毎日の進捗度を視覚的に確認しよう!
毎日タスクをこなすという生活を過ごすというのは、どれだけモチベーションの高い受験生でも厳しいものがあると思います。
モチベーションの低下を防ぐためにも、毎日勉強を始める前にその日のタスクを紙かPCやスマホなどに書き出して、終わったものから消していくようにしましょう。
この消すという作業が、快感と捉えられるようになれば、受験勉強は勝ったも同然です!!
私の場合も、勉強を始めた頃は苦痛でしたが、途中からは勉強することが目的ではなく、タスクを消すのが楽しみへと変わっていきました!
③苦手な教科や嫌いな教科から優先的に終わらせよう!
苦手な教科や嫌いな科目というものは、ついつい後回しにしてしまいがちですよね?
私も、勉強を始めた頃は英語アレルギーだったので、ついつい後回しにしてしまっていました。
しかし、そんな生活を送っていると、だんだん英語のタスクだけが終わらないという日が頻発してきました。
「このままじゃヤバイ!」と思って、毎朝起きたら、英語のタスクからこなしていくという生活を送るようにました。
すると、朝だから勉強が捗ったのかはわかりませんが、英語への苦手意識が薄れていき、徐々に英語ができるようになってきました!
そして早稲田入試本番では、得点源と自信を持って言えるほどの得意科目になっていました。
苦手な教科や嫌いな科目は、逆に言えばまだまだ伸び代のある科目といえます。
みなさんも、毎日のタスクは苦手な教科や嫌いな科目から終わらせるようにして、得意科目にしちゃってくださいね!!
受験計画・スケジュールのまとめ
ここまで、「受験計画・スケジュール」の概論や立て方についてお伝えしてきましたがいかがでしたか?
「受験計画・スケジュール」は、志望校に合格するためには必須条件と言えるほど重要です。
みなさんも、今回の記事を参考にして、自分だけのオリジナル「受験計画・スケジュー
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偏差値を爆速で上げる方法とは!?
- 塾の言う通りに勉強法を試してみたけど、成績が上がらない、、
- 人気の参考書を、オススメの方法で勉強したのに、知識が身につかない、、
- 先輩の合格体験記を参照に勉強してみたけど、模試の判定は 『E判定』 、、
かなり多くの受験生が、このような状況に陥っています。
そして、誰かを参考にした勉強法が上手くいかない明確な理由は、ここにあります。
受験生は、それぞれ志望校も違えば、学力も違う。
さらには、性格・環境・自頭・思考力など、全てが違います。
このことを理解せずに、その人の成功因子だけをとっても、成果が出るはずもありません。
成果の出る勉強の本質とは、
①自分の学力などの現状を俯瞰的に把握する。
②把握した上で 『志望校合格』というゴールから逆算して学習計画を立てる。
③ 『なにを・どこまで・いつまでに』と言うように、具体的行動ベースに落とせる状態まで持っていく。
④実際に行動して得た結果を元に、より良い学習計画に改善していく。
というサイクル(PDCAサイクル)を生み出すことです。
そして、このサイクルを何度も何度も回しながら、自分にあった勉強スタイルを磨いていくことが勉強の本質です。
オンライン個別指導塾 『矢倉塾』では、志望校合格から逆算した、戦略的な学習の進め方を指導。
「この参考書がオススメです!」「この勉強法がオススメです!」ではなく、そんなくれを「いつ・どんな目的で・どう使いうか」とかいう『行動に落とかし込むまで』の部分に最も力を入れています!!
現役で難関大学に合格実績のあるコーチがマンツーマンで、1人1人に適した勉強のやり方を生徒と共に模索し、あなたを合格へと導きます。
『十人十色』
この言葉のように、10人いれば10人とも性格・環境・自頭・思考力が違う。
そのため、10人いれば10通りの勉強法がある。
「入試まで時間がないから、とりあえず参考書に手をつける」、、、
その前に、1度立ち止まって 『勉強のやり方』を一から見直してみよう!
難関大合格受験生の約7割は高校2年生から勉強を始めている!?
某予備校のデータによると、難関大合格者の7割は高2から受験勉強をはじめているそうです。
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