関大特待生が徹底解説!【2020年最新版】関西大学の国語〜入試出題傾向と対策法〜
【2020年最新版】関西大学の国語〜入試出題傾向と対策法〜
今回は、関西大学に特待生で合格した私が、実体験をもとに関西大学の国語の攻略法についてお伝えしていきたいとお思います!
関西大学の国語の出題傾向は、毎年基本的に同じ形式であまり変化はありません。
また、全日程・全学部で共通の形式を取っているため、日程別・学部別の対策をする必要もありません。
しかし、個別日程では、現代文は内容記述・古文は現代語訳が使いで出題されるため注意してください!
よって、古い年度の過去問題も演習素材として利用できることができます。
十分に演習を積んで本番に臨みましょう!
問題形式
・試験時間:75分
・配点:150点(現代文:75点・古文:75点)
・大問1:現代文(8問程度:漢字・選択問題・記述)
※記述問題は個別日程のみ
大問2:古文(9問程度:選択問題・記述)
※記述問題は個別日程のみ
※全日程試験は全問マーク式
出題傾向と対策法
大問1:現代文(8問程度:漢字・選択問題・記述)
〜出題傾向〜
現代文のテーマとしては、主に評論文・論説文が出題されます。
問題の難易度は標準レベルですが、文章自体は少し長めの傾向にあります。
関西大学の現代文の攻略のコツとしては、まずは本文を読み始める前に、設問にざっとでいいので目を通して、どのような部分が設問の解答部分になってるかを意識して本文を読み始めましょう。
なぜなら、関西大学の現代文は、本文に傍線が引かれていないという特徴があるからです。
そのため、先に本文を読む→設問を見る→該当箇所を探す、といった流れでは、時間が足りなくなってしまう可能性が高いです。
出題されるテーマは、美術論・社会論・心理論など、学部に関係なく、幅広い分野から出題されます。
それでは、そんなクセの強い関西大学の現代文の具体的な対策法について見ていきましょう!
〜対策法〜
関西大学の現代文で高得点を獲得するための具体的な対策法として、まず「漢字」に関しては満点をとるということです。
1、漢字
関西大学の問題形式では、「漢字」を記述式で解答するわけではないので、なんとかなると思っている受験生が多いですが、それは大変危険です!
「漢字」のように、勉強さえしていれば誰でも解答できてしまうような基礎レベルの問題をいかに取りこぼさないかが重要です!!
そこで、「入試漢字マスター1800+」で基礎レベルの漢字については完璧に読み・書き、できるようにしておきましょう!
加えて、関西大学では「同音異義語」が狙われやすい傾向にあるので、その部分についてはより重点的に学習するようにしてください。
この、「入試漢字マスター1800+」の特徴としては、漢字を勉強するついでに、横にその意味についての説明も合わせて載っているので、国語力全体の底上げを図ることができます。
2、選択問題
関西大学の国語だけに限らず、現代文を解く際には、以下の2点について意識するようにしましょう。
○筆者の主張をとらえる
○設問が何を聞いているのかを把握して、該当箇所を本文から探し出す
具体的には、「入試現代文へのアクセス 基本編」を使用して、現代文の基本的な解き方と、筆者の主張を捉える練習を行っていきます。
基本編では、スピードや時間を意識して勉強することよりも、現代文の文章に慣れることを意識してトレーニングしてください。
その後、「入試現代文へのアクセス 発展編」を用いて、設問内容の把握を的確かつ短時間で行えるように実践的な演習を行なっていきましょう。
また、個別日程試験を受験される方は、記述式の問題(文中の内容を要約するだけなので、難易度はそこまで高くない)も飛ばさずに、しっかりと自分の力で解くようにしましょう。
発展編に進んだら、目標時間を設定して時間意識を持ちながら演習するようにしてください。
なぜなら、先にも述べたように、関西大学の現代文の分量は比較的多い上に、設問に対応した傍線が引かれていないため、どうしても時間が足りなくなりがちだからです。
時間が足りないと、ついつい焦って適当に選択肢を選んでしまうなんてことになりかねません。
そのようなことを防ぐためにも、ある程度現代文に慣れたら、普段から時間意識を持って問題演習に取り組むようにしましょう!
発展編もスピーディーに解けるようになってきたら、いよいよ過去問演習に移っていきます。
もしも、過去問題演習を終えても時間に余裕のある方は、「現代文と格闘する」を使用して、さらなる読解力の向上を目指してください!
他にも、「現代文キーワード読解」などを用いて、一般的に現代文で出題されやすい分野について素養をつけておくと、知らないキーワードの出現回数も減りますし、だいたい読み始める前に話の展開を予想できるようになるため、現代文で高得点が狙いやすくなりますよ!
大問2:古文(9問程度:選択問題・記述)
〜出題傾向〜
関西大学の古文は、現代文と同様に、設問に対応した傍線が引かれていません。
そのため、現代文と同様にあらかじめ問題文を読み始める前に、設問に目を通しておくようにしましょう。
問題文の長さは、一般的なレベルで、文章も読みやすく標準レベルといったところですが、設問に応じて傍線が引かれていないため、少しでも内容を読み誤ると、それ以降の問題が全て間違いなんてこともありえます。
大量失点を防ぐためにも、古文の正確な読解力が求められます。
そのほかの特徴としては、古文文法に関しての独立問題が出題されない点です、
古文文法が苦手な方には朗報!と言いたいところですが、古文文法ができていないのに古文の文章が読めるはずがありません。
もし今、文法は苦手だけど読めていると感じているとしたら大変危険です!
確かに、 ザックリとした意味は把握できているかもしれませんが、過去形・過去完了系など正確な現代語訳を求められるような問題では、それでは通用しません。
関西大学の古文で求められているのは、感覚的な意訳や読解ではなく、古文単語・古文文法に比例した忠実な読解力です。
逆に言えば、受験者自身の国語力が問われているわけではなく、しっかりと勉強してきたかどうかが問われているテストだと言い換えることができるでしょう。
それでは、具体的な対策法について見ていきましょう。
〜対策法〜
関西大学の古文を攻略するための対策法としては、まず以下の2つを完璧にしましょう。
○古文単語
○古文文法
学習する順番としては、「古文単語」→「古文文法」です、
なぜなら、古文単語を最低限理解していない状態で古文文法を勉強したとしても、問題文の意味自体がわからないため、その意味を調べて→解いて、と非常に効率が悪いです。
まずは、一語一訳で構わないので、最低限の単語力をつけることから始めてください!
具体的な勉強のやり方としては、「古文単語FORMULA600」で古文単語を、「ステップアップノート30古文文法基礎ドリル」を用いて古文文法の基礎を完璧にしてください。
この2冊が完璧になったら、次は問題演習を通じて、単語・文法の知識の使い方を学んでいきましょう。
問題演習には、「中堅私大古文演習」を用います。この問題集は、実際の入試問題を題材に使いながら、暗記した知識をどのように読解に際に使っていくかを無理なく学ぶことができます。
また、この問題集は現代語訳などの記述問題も掲載されているので、個別日程受験を検討している方は、記述問題に関しても重点的に学習するようにしましょう。
「中堅私大古文演習」を2〜3周して、もう完璧に分かったと思えるレベルになったら、いよいよ過去問と格闘します。
過去問演習を行う際は、必ず現代文も一緒に一年ごとで解くようにしてください。
なぜなら、多くの受験生が現代文で、かなりの時間を消費してから古文を説き始めるので、想定しているよりも古文に避ける時間が少ないということが頻発するからです、
時間配分の感覚を掴むためにも、過去問演習の際は必ず一年度ごとに解くようにしてください。
関西大学の国語〜入試出題傾向と対策法〜のまとめ
ここまで、関西大学の国語の入試出題傾向と具体的な対策法についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
関西大学の国語は、標準レベルの問題で構成されていますが、設問に対応した傍線が無いなどのクセのある問題でもあります。
難易度的には、しっかりと対策すれば、最低でも8割、努力次第では9割も十分に射程距離に入ってくるので、先ほど紹介した対策法を参考に、高得点を目指してください!
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- 人気の参考書を、オススメの方法で勉強したのに、知識が身につかない、、
- 先輩の合格体験記を参照に勉強してみたけど、模試の判定は 『E判定』 、、
かなり多くの受験生が、このような状況に陥っています。
そして、誰かを参考にした勉強法が上手くいかない明確な理由は、ここにあります。
受験生は、それぞれ志望校も違えば、学力も違う。
さらには、性格・環境・自頭・思考力など、全てが違います。
このことを理解せずに、その人の成功因子だけをとっても、成果が出るはずもありません。
成果の出る勉強の本質とは、
①自分の学力などの現状を俯瞰的に把握する。
②把握した上で 『志望校合格』というゴールから逆算して学習計画を立てる。
③ 『なにを・どこまで・いつまでに』と言うように、具体的行動ベースに落とせる状態まで持っていく。
④実際に行動して得た結果を元に、より良い学習計画に改善していく。
というサイクル(PDCAサイクル)を生み出すことです。
そして、このサイクルを何度も何度も回しながら、自分にあった勉強スタイルを磨いていくことが勉強の本質です。
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