関大特待生が徹底解説!【2020年最新版】関西大学の英語〜入試出題傾向と対策法〜
【2020年最新版】関西大学の英語〜入試出題傾向と対策法〜
今回は、関西大学に特待生で合格した私が、実体験をもとに関西大学の英語の攻略法についてお伝えしていきたいとお思います!
関西大学の英語の出題傾向は、毎年基本的に同じ形式であまり変化はありません。
また、全日程・全学部で共通の形式を取っているため、日程別・学部別の対策をする必要もありません。
そのため、古い年度の過去問題も演習素材として利用できることができます。
十分に演習を積んで本番に臨みましょう!
問題形式
・試験時間:90分
・配点:200点
・大問1:会話文問題・パラグラフ整序問題
大問2:長文読解(空欄補充・内容把握)
大問3:長文読解(下線部説明・内容把握)
※全問マーク式
出題傾向と対策法
大問1:会話文問題・パラグラフ整序問題
大問1は、前半が「会話文問題」、後半が「パラグラフ整序問題」の2題で構成されています。
パラグラフ整序問題に関しては、2009年度以降から出題されるようになったため、それ以前の過去問では演習できないので注意してください。
難易度的には、「会話文問題」「パラグラフ整序問題」ともに、標準的なレベルのため、十分に完答が狙えます。
それでは、両問題の出題傾向と対策法について、詳しく見ていきましょう。
1、「会話文問題」の傾向と対策法
〜傾向〜
会話文問題といっても、会話独特の言い回しはほとんどなく、前後の英文の流れに合う選択肢を選ぶだけです。
文量としては、約200〜300文字程度なのでそこまで長くはありません。
英文自体も非常に簡単で、選択肢も紛らわしいものは少なく選びやすいのが特徴です。
問題文のテーマとしては、「留学生と日本人学生との会話」、「日本人が留学先のホストファミリーとの会話をしているシーン」、「学校での会話」など出題されやすい傾向にあります。
過去問題で数年度分の演習を積んでおけば、入試本番でもどこかで見たような既出問題のように感じて、落ち着いて解くことができるはずです。
しかし、学生同士の会話ではネイティブのカジュアルな表現も一部登場することがあるので、過去問演習の時にわからない言い回しがあれば、丁寧に調べておくことをオススメします。
〜対策〜
会話文問題を解く際には、以下の3つのことを意識して解答するようにしましょう。
○指示語
○省略されている内容
○前後の文脈の流れ
具体的な対策法としては、「Next Stage」の会話問題の章を完璧にしておきましょう!
この章を完璧にしておけば、会話文問題の基礎固めは十分です。
基礎固めが終了したら、過去問演習に移ってもらって大丈夫です。
大問1の会話文問題は比較的簡単なので、満点を目指してくださいね!
2、「パラグラフ整序問題」の傾向と対策法
パラグラフ整序問題は、どこか1つでも間違えてしまうと、残りも全て間違いになってしまい、大量失点につながりかねない難所です。
難易度自体は高くはありませんが、1つのミスが命取りになりかねないので、しっかりと対策をしていきましょう!
問題の形式は、1〜5文程度のパラグラフが、約6つ用意されていて、それを正しい順番に並び替えるというもの。
最初の文章だけは固定されているので、残りの文章の前後のつながりを意識しながら解いていく必要があります。
〜対策法〜
パラグラフ整序問題で満点を取るためには、以下の3つのことを意識して解くようにしましょう。
○前後の文脈のつながり
○指示語
○論理語
また、パラグラフ整序問題の解き方のコツとしては、英文の構造を意識することです、
英文は、大抵の場合、
「問題提起」→「一般論」→「筆者の主張」→「具体例・想定反論」→「結論」
と言う流れで構成されています。
この構成を意識して、問題文を読んでいくことで、パラグラフのおおよその位置が予想できるようになるでしょう。
具体的な対策としては、「入門 英文解釈の技術70」を複数回解いて、英文の構造と構文についての知識をつけてください。
英文構造について、ある程度理解が進んだら、積極的に過去問演習に移ってください。そして、もし構文などでわからない箇所があれば、一度「入門 英文解釈の技術70」に戻って、理解できるまで何度もやり直してください。
この、「過去問」⇄「問題集」を何度も行き来することが、受験英語上達のコツです!
大問2:長文読解(空欄補充・内容把握)
大問2では、約600〜900文字程度の長文が出題されます。
問題文自体の難易度は、標準レベル、もしくは、もう少し簡単かも知れません。
設問としては、「空欄補充」と「内容把握」の2種類の形式の設問が出題されます。
ここで注意して欲しいのが、「空欄補充問題」です!
この設問が合否を分けるといってもいいほど、得意不得意が分かれます。
「内容把握問題」に関しては、問題文自体が簡単なこともあいまって、正答率は高い傾向にあります。
1、空欄補充問題の傾向と対策
〜傾向〜
問題文の空所に当てはまる選択肢を4つの中から選ぶという設問。
関大の空欄補充問題は、大きく3つのパターンに分類できる。
○前後関係から解くパターン
○文法知識で解くパターン
○文の構造から解くパターン
ここで差がつきやすいのは、2つ目の「文法知識で解くパターン」である。
なぜなら、関大の受験者の多くが、関大の英語に文法の独立問題がないため、全く文法を勉強していないからである。
また、そういった受験生の多くが、SVOなどの関係性についても理解できていないことが多いので、3つ目の「文の構造で解くパターン」の問題についても解けないことが多いです。
みなさんは、そういったもったいない取りこぼしの無いように、次の対策の項でしっかりと対策法を習得してくださいね!
それでは、具体的な対策法について見ていきましょう!
〜対策法〜
空欄補充問題の対策法としては、基礎レベルの「単語力」と「文法力」を完璧にすることである。
具体的には、「システム英単語」を使用して単語力を、「Next Stage」の文法部分で文法についての知識を身に付けることが有効である。
また、大問2は読解問題なので、「英文読解入門基本はここだ!」を使用して、一文一文を丁寧に読めつようにしておくようにしましょう!
長文は、所詮、一文の集まりに過ぎないので、まずはその一文を正しく和訳できるようにすることが大切です。
2、内容把握問題の傾向と対策
〜傾向〜
問題文全体の趣旨が理解できているかどうか、内容把握を問う設問が3択で合計7問出題される。
先ほども述べたように、内容把握問題が比較的簡単に解答でき、正答率も高い傾向にある。
キッチリと問題文自体を正しく読み取ることができてさえいれば、誰でも満点を取れる設問です。
それでは、具体的な対策法に移っていきましょう。
〜対策法〜
対策としては、先ほど「空欄補充」の項で紹介した参考書に加えて、「速読英熟語」を使用して「単語力・熟語力」に磨きをかけましょう。
とはいっても。それほど難易度の高い熟語力は要求されないので、あくまで時間に余裕があったらくらいの認識で大丈夫です。
大問3:長文読解(下線部説明・内容把握)
大問3は、大問2よりも少し短めの、約500文字〜700文字程度の分量の問題が出題されます。
文章の内容としては、学術的・専門性の高い内容(受験学部に関連した内容が出題されやすい)の問題文となっています。
そのため、分量は少なくなったものの、問題の難易度としては、第2問に比べ第3問の方が難しい場合が多いです。
設問は、前半が「下線部説明問題」、後半が「内容把握問題」で構成されています。
また、大問3にも大問2と同じように「内容把握」の設問があるが、これも先と同様に比較的簡単なので、あまり差がつきません。
他の受験生に差をつけるためには、前半の「下線部説明問題」でどれだけミスを少なくできるかが勝負です!
1、下線部説明問題の傾向と対策
〜傾向〜
下線部説明問題とは、そのままの意味で、文中に引かれた下線部の意味に最も近い選択肢を、3択の中から1つ選択する形式の問題であり、10題出題される。
この手の問題は、下線部の大体の意味がわかっているだけでは不十分で、そのようなレベルでは、必ずといっていいほどひっかけの選択肢をつかまされてしまいます。
そうならないためにも、しっかりと対策しておきましょう!
〜対策法〜
下線部など、短い英文を適切に理解するためには、「英文解釈力」が欠かせません。
大問1の「パラグラフ整序」の項で紹介した、「入門英文解釈の技術70」を完璧に理解できるようになるまで、何度も繰り返しとくことをオススメします。
英文解釈の技術が完璧になれば、どれだけ長い文章が来ようとも、複雑な構文の短文が来ようとも、何も怖くありません。
2、内容把握問題の傾向と対策
〜傾向〜
問題文自体の趣旨をはじめとした、内容把握に関する問題が3択から適切なものを1つ選ぶ形式で、7題出題されます。
〜対策法〜
ここまで紹介してきた、「システム英単語=単語力」・「Next Stage=文法力・会話問題」・「入門英文解釈の技術70=構文力・英文解釈力」の3本柱がしっかりと学習できていれば大丈夫です!
大問3は、学部の専門性や専攻と絡めたテーマが出題されやすい傾向があるため、過去問演習を通じて、どのようなテーマが狙われやすいか事前に把握しておきましょう!
→先ほど紹介した3冊の単語帳・参考書が完璧にできるようになったら、積極的に過去問演習に移りましょう!そして、わからない部分やあやふやな部分が出てきたら、スグに基礎レベルの単語帳・参考書に戻って復習するクセをつけるようにしてください!
関西大学の英語〜入試出題傾向と対策法〜のまとめ
ここまで、関西大学の英語の入試出題傾向と具体的な対策法についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
関西大学の英語は、標準レベルの問題ばかりで、関関同立レベルの中では、比較的解きやすいと言えます。
難易度的にも、しっかりと対策すれば、最低でも8割、努力次第では満点も十分に射程距離に入ってくるので、先ほど紹介した対策法を参考に、高得点を目指してください!
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かなり多くの受験生が、このような状況に陥っています。
そして、誰かを参考にした勉強法が上手くいかない明確な理由は、ここにあります。
受験生は、それぞれ志望校も違えば、学力も違う。
さらには、性格・環境・自頭・思考力など、全てが違います。
このことを理解せずに、その人の成功因子だけをとっても、成果が出るはずもありません。
成果の出る勉強の本質とは、
①自分の学力などの現状を俯瞰的に把握する。
②把握した上で 『志望校合格』というゴールから逆算して学習計画を立てる。
③ 『なにを・どこまで・いつまでに』と言うように、具体的行動ベースに落とせる状態まで持っていく。
④実際に行動して得た結果を元に、より良い学習計画に改善していく。
というサイクル(PDCAサイクル)を生み出すことです。
そして、このサイクルを何度も何度も回しながら、自分にあった勉強スタイルを磨いていくことが勉強の本質です。
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